寮長挨拶


みなさん、こんにちは。このページにたどり着いたあなたは、北大の受験を考えている受験生、保護者の方々、あるいは恵迪寮の関係者の方々などでしょうか。

 ここでは恵迪寮がどのような寮なのか、簡単に説明するとともに、僕の考えるこの寮の魅力を話していきたいと思います。

 恵迪寮は北海道大学札幌キャンパスにある500人規模の学生寮です。全国から集まって500人もの学生が、同じ屋根の下で共同生活を営んでいます。そして現在、寮の運営は学生自身の手によって行われています。 全国でも現在は少なくなってきていますが、恵迪寮は「自治寮」です。「自治寮」とは、『自治によって寮を運営している寮』です。「自治」とは文字通り、「自己を治める」ことを意味しています。「自分たちのことを自分たちで決め、自分たちの生活を創り上げていく」ということなのです。

恵迪寮には、寮内に直属の管理人はいません。事務室にいるのは常に学生ですし、郵便の受け取りや荷物の受け取りを行うのも学生です。掃除は自分たちで行っていますし、寮への電話の受け取りも学生が行っています。プリンターをいつでも使うことができたり、スカパーをいつでも見られたりもします。このように自分たちのことを自分たちで決めて、決めたことを実現させていく。そんな自由な空間が恵迪寮にはあります。

しかし、ただ大学に管理されるだけでない「自治寮」であるからこそ、生活する上での寮生同士の問題、大学と寮生の間の問題など、いろいろな問題が生じてきます。これらの問題を寮生同士で話し合いを行い、解決を目指しています。他人が決めてくれず、自分たちで考えなければならないのですから、往々にして面倒なこともあります。しかし、その面倒なことから目をそらさずに向き合い、考え、少しずつでも解決に向けて前進していくことで、この寮と自治はここまで続いてきたのだと思っています。

Be gentleman
「紳士たれ」という言葉があります。かのクラーク先生の教えで、北海道大学の前身の札幌農学校の校則でもあります。自分自身で良し悪しを考えて行動しなさい。その行動には責任が伴うのである。ということです。自分で自分を治め、行動しなさい、とまり自治の精神そのものであり、恵迪寮が昔と変わらずこれまで自治寮として続いてきたのは、恵迪寮と北大にこの精神が宿っているからでしょう。

  この寮は良くも悪くも、昔ながら、です。しかし、それがいいところでもあります。簡単には体験できないような経験を少なからず得ることができるでしょう。少なくとも僕は、この寮で大きく成長できていると思っています。

長くなりましたが、ここまで読んでくれて、ありがとうございます。受験生なら、ぜひ足を運んで、見に来てください。百聞は一見に如かず。ここに書いてあることは、文面ではよく見えても、目で見たらまた印象は違うかもしれません。入寮したら、僕たちは全力で歓迎します。君たちも全力で向かってきてください。